先日、「身体拘束適正化委員会」と「虐待防止委員会」を開催し、ヒヤリハットや事故報告の分析、日々の支援について振り返りを行いました。
身体拘束を行わない支援の実践
今回の振り返りでは、身体拘束およびやむを得ない身体拘束の実施はありませんでした。
一方で、不穏時の対応や転倒予防、入浴・移乗介助など、安全への配慮が求められる場面は日常的にあります。
委員会では、それぞれの事例を振り返り、「身体拘束を行わずに安全を確保するためにはどのような支援ができるか」という視点で検討を行いました。
声かけや見守り、環境調整、職員同士の連携などを通して、利用者様の意思や尊厳を尊重しながら安全を守る支援が実践されていることを改めて確認しました。
虐待防止の視点から
今回の振り返りでは、虐待が疑われる事案はありませんでした。
しかし、ヒヤリハットや事故報告を分析すると、不穏時の対応や送迎、入浴介助、外出支援、事務手続きなど、対応の仕方によっては利用者様に不安や負担を与える可能性のある場面も見受けられました。
委員会では、「事故が起きなかったから終わり」ではなく、利用者様の行動の背景や支援方法を振り返り、より良い支援につなげるための意見交換を行いました。
支援の質を高めるために
委員会では、ヒヤリハットの背景には職員の工夫や負担があることにも目を向け、支援方法を職員間で共有することの重要性を再確認しました。
また、確認を徹底することや、利用者様の気持ちや行動の背景を理解した上で支援を行うことの大切さについても共有しました。
ヒヤリハットは失敗を責めるためのものではなく、支援の質を向上させるための貴重な学びの機会です。
今後に向けて
身体拘束や虐待を防止するためには、単に「行わない」ことだけではなく、利用者様一人ひとりの尊厳や意思を尊重し、安全で安心して過ごせる環境を整えることが重要です。
今後も委員会活動を継続し、ヒヤリハットや事故報告を積極的に活用しながら、権利擁護と支援の質の向上に努めてまいります。

