2日間にわたる研修で、講義・演習・筆記試験と、かなり盛りだくさんな内容でした。

 

そもそも「喀痰吸引等第3号研修」とは、
重度障害児・者の方が地域で安心して生活できるよう、
介護職などの支援者が医師の指示のもとで喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアを行うための研修です。

 

この研修を修了したからといって、誰にでも医療的ケアができるわけではなく、

あらかじめ医師の指示書があり、登録された特定の利用者さんに対してのみ対応できる制度になっています。

 

 

病院で行う「治療」とは違い、日常生活を支えるための医療的ケアを安全に行うことが目的です。

 

研修では、重度障害児・者の地域生活についての講義をはじめ、
喀痰吸引や経管栄養の基礎、感染予防、人工呼吸器、緊急時対応など、
医療的ケアに関する幅広い内容を学びました。

 

演習では、医師の指示書をもとに、実際の利用者さんを想定しながら
鼻腔内吸引や気管切開の方への吸引など、実践的な練習も行いました。
清潔・不潔の区別や手順の大切さを、あらためて実感する時間になりました。

 

 

今回の研修で特に印象に残ったのは、
第3号研修で行う医療行為は「治療して治す」のではなく、
「日常生活を支えるための支援」だということです。

 

喀痰吸引や経管栄養は、どうしても作業のように見えてしまいがちですが、
実際にはご本人の不安や不快感、もどかしさに寄り添うことがとても大切で、
その気持ちを理解したうえで関わることで、安心できる支援につながるのだと感じました。

 

また、いつもと違う様子がないかをよく観察し、
小さな変化でも記録に残していくことが、事故防止や安全な支援につながることも学びました。

 

 

2日間でかなり内容の濃い研修でしたが、
実際に関わっている利用者さんのことを思い浮かべながら受講でき、
とても学びの多い時間になりました。

 

 

次は現場演習です。
ご本人の気持ちを大切にしながら、安心できる介助ができるよう、しっかり取り組んでいきたいと思います。